関節の激痛を引き起こす痛風の原因となる遺伝子の変異を、
大学などの研究グループが突き止めました。

痛風患者の8割は、この遺伝子に変異があるようです。

痛風は、血液中の尿酸値が上昇し、体内で結晶化した尿酸が
関節炎を引き起こす病気で、心臓病、高血圧、脳卒中のリスクが高くなります。

研究グループは、尿酸の排出にかかわっているとみられる遺伝子に着目し、
この遺伝子の変異や発症リスクを詳しく解析し、その結果、6つのパターンの
遺伝子変異があり、機能低下や発症リスクの上昇に深くかかわっていることを
つきとめました。

痛風や高尿酸血症の10パーセントが持つ変異パターンでは、機能が
4分の1以下に低下し、変異がない人に比べ、痛風の発症リスクは26倍に
高まるそうです。

この研究で新たな治療薬の開発につながるといいですね。