木村さん 33才 頸椎椎間板ヘルニア

―はじめに、自己紹介をお願いします  木村美穂です。(仮名)33歳です。 kanjya3200.jpg

―まず、当院への通院は、何がきっかけでしたか?  最初のきっかけは、母の治療の為にどこか良い所がないか探していたんです。 それでこちらの治療院を見つけて、「ここだ!」って決めて母を通院させたんです。 そうしたら母は、1回目の治療ですたすた歩いてくるから「え??!?」と思って。 今までは、痛くて辛そうに足を引きずっていたので、その光景を見た時は信じられませんでした。 それで「私の首や肩こりも治せるかも!」って思って相談したんです。

―首や肩は、どのように調子が悪かったんですか?  朝起きた時からずっと首が痛くて、起き上がるのはもちろん、寝返りするにも手で頭を持たないと動けない状態でした。 それが毎晩なので、ほとんど寝てないに等しかったと思います。  それに(全然)下も上も向けなかったので、ラーメンとかはぬるくなってから手で持って食べたり、うがいも目薬も全く出来ずとても辛かったのを覚えています。  それで整形外科でレントゲンを撮ってもらったら、 「骨が普通の人は奇麗なS字になってるけれど、あなたの場合は逆に曲がってるよ」と言われました。

―何か治療はされていたのですか?  背骨が逆に反っていると言われて、マッサージとか電気をかける治療を1週間に3回行っていました。  その前に整形外科で「首に筋肉をつける運動をして下さい」と言われたので、 寝ながら頭を上に突き上げるような運動を、ものすごく痛かったんですが、 首に筋肉を付けるためと思って続けていました。

―その後改善されましたか?  いいえ? 全く変化が感じられなかったので、違う病院に行って8枚もレントゲンを撮られたり・・・。

―治療の結果、病院の考え方の違い、治療方法の違いがあったりで辛かったですね  はい。それであまりにも辛くて脳外科に行った時にMRIで診てもらいましたら、首の頸椎の2か所が潰れており、ヘルニアということが分かりました。 その時先生にいつも首に筋肉をつける運動をしてる事を言ったら「それは逆効果だから、逆にどんどん潰れちゃうから止めて」って言われて・・・もうどうすればいいのか分からなくなりました。

―その間もお仕事は続けていらしたんですよね?  はい。仕事の合間に治療して・・・という毎日でした。

―ここで山谷院長に質問です 木村さんの症状は、なぜ病院では改善されなかったのですか? それは、行く病院によって診断結果が違う事、日常生活の指導や体操などの指導もまちまち、これでは患者さんは迷い困惑いたします。 木村さんのケースでは、首のヘルニアが直接の原因ではなく、首の湾曲の角度が問題であったため、運動によるリハビリで痛みが悪化する悪循環になっていました。 kanjya33200.jpg
―それでは病院に行っても良くならないということですか? それは違います。まず病院に行って検査をすることをお勧めいたします。 この痛みの原因は何かを知ることによって、対処方法が異なるのでまずは精密検査をすることが大切です。
―木村さんの場合は、運動療法が合わなかったのですか? 痛みが強いときは、運動することで悪化することもありますので 注意が必要です。

―はじめて治療を受けたときの感想はどうでしたか?  先にお話した母の事があったので、私も大丈夫かも・・・という思いがありました。予約して初めての治療で、どんより重たくて筋肉もガチガチで右も左も向けずにいたのに、1回目でちょっと動けるようになって「あっ!」って。

―その後の治療経過はどうですか?  先生のところで治療を重ねるうちに、今まで呼ばれても身体全体で振り返らなきゃいけなかったのが、首だけで振り向けるようになりました。 5回目くらいでは手で支えなくても夜寝返りができ、普通に朝を迎えられるまでになりました。

―普段の生活で変わったところはありますか?  今では痛みが全然ないので痛み止めの薬に頼らない生活をしています。  うがいや目薬が軽々出来るようになり、茶碗洗いやご飯支度も大変だったのに、全然痛くないので生活への支障がなくなりました。  首の痛みが気にならない生活になったので、これからは、仕事や趣味を見つけて、いろいろな場所へ出掛けてみたいと思います。

―ありがとうございます  こちらこそ、ありがとうございました。